いろいろな健康本がありますが、専門用語が出てきたり、むずかしく感じて途中で諦めてしまったことはありませんか?
わたし、ねこやまも読もう読もうと思いつつ、そのまま積んである本がたくさんあります……。鈴木祐さんの著書「最高の体調」のまんがバージョン「まんがでわかる 最高の体調」は、内容がおもしろいし、スラスラ読める!
今回の記事は、「まんがでわかる 最高の体調」をレビューします。
本が苦手なひとにもオススメです。
「まんがでわかる 最高の体調」
「まんがでわかる 最高の体調」は、科学ジャーナリストの鈴木祐さんの著書「最高の体調」をもとにしたまんが健康本です。
表紙に描かれている主人公「安藤すず」さんは、仕事を頑張っているOLさん。なんとなく体の調子が悪く、仕事に集中できないこともしばしば……。毎日、疲れを感じています。そんな彼女がパレオな男(?)出会う!というところから、物語はスタートします。
「食事」「環境」「睡眠」「メンタル」「仕事」「人生」という6つの章にわかれており、それぞれの角度から「体調をととのえるための方法」が紹介されていいます。
- 最高の食事(腸内環境を整える)
- 最高の環境(自然と触れ合う)
- 最高の睡眠(光をコントロールする)
- 最高のメンタル(価値観を見定める)
- 最高の仕事(ルールとフィードバック)
- 最高の人生(マインドフルネスと畏敬)
ここがポイント!現代の生活と人間の進化にはズレがある
- 体がおもたい
- 疲れがとれない
- 夜眠れない
- 不安が感じやすい
なんとなく体の調子がよくない状態が続いていると、不安になりますよね。もしかすると、その不調は「文明病」かもしれません。
「まんがでわかる 最高の体調」の言葉を引用します。
現代の人類の基礎が形作られたのはおよそ700万年前。そこから人類は少しずつ進化を続け、1~2万年前にようやく旧石器時代の狩猟生活から農耕生活に移動します。
つまり、人類はおよそ600万年にわたって、狩猟採取生活を続けてきたわけです。この壮大なタイムスパンを見れば、人類は進化の過程で狩猟採取生活に最適化してきたと考えるのが自然でしょう。
まんがでわかる 最高の体調 / 鈴木祐著
ようするに、人間の体は狩猟採取生活に合うように進化してきた。現代の生活に追いついてないため、体に不調があらわれるというわけです。
「狩猟採取生活をしていた頃と現代生活の違い」はたくさんあります。たとえば、加工食品、人工的な光、インターネット、処方された薬、多すぎる摂取カロリー。逆に、運動、睡眠、ビタミン、ミネラル、自然とのふれあいなど、足りていないものもあります。
狩猟採取生活にくらべて、多すぎるもの、少なすぎるもの、新しすぎるもの、を今の生活から少しずつ減らしていくことが必要。「では、具体的にどうすればいいのか」その方法が、著書で解説されていますよ!
主人公と一緒に「最高の体調」のつくり方を学べる!
「まんがでわかる 最高の体調」の良いところは、まんがの主人公になった気持ちで体調のととのえ方を学べることだと思います。
文字だけだと難しく感じる内容も、かわいい女の子が出てくると読めてしまうから不思議。
「狩猟採取生活が人間の体に合っていると言われても、じゃあどうすればいいんだい?」というところが気になりますよね?著書で紹介されていた実践方法をざっくりまとめると……
✓加工品は控えて、食物繊維(野菜、くだもの、きのこなど)、発酵食品をたくさんとろう
✓自然は疲労回復の効果がある、森林や公園などで運動しよう
✓日中に自然の光をあびて、夜は照明を暗くして睡眠の質を高めよう(お昼寝もおすすめ)
✓自分が大事にしている価値観を見つめなおそう
✓不安になった時は、マインドフルネス(自己観察)が有効
✓お互いを信頼できる友人を大切にしよう
これまで聞いたことがあっても、実際にはできていないことがつぎつぎと出てきて、読んでいてドキッとしました。いろんな角度からの実践方法が紹介されているのもよかったですね。
本が苦手な人はまんががおすすめ!スラスラ読めます
「まんがでわかる 最高の体調」は、おおよそ7割がまんが。のこり3割が文章で書かれています。
はじめにまんがでイメージをつかんでから、復習として文章を読むかたちになるので、本が苦手な人でも読みやすくなっています。
体調をよくしたくて健康本を探している方はもちろん、まんがが好きな人にもおすすめです。1時間ほどあれば、読めてしまうのでぜひチェックしてみてくださいね。
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